減価償却費
カテゴリ: 収益物件
減価償却費土地はいくら使っても、いきなり古くなって使い物にならなくなったり、その性能が陳腐化するということはまずありえません。でも、その上に立つ建物や機械などは新築や新品で買ったときから、時間が経つと、徐々に機能や見た目やデザインなどが劣化していきます。
新築の家が住んでいるうちにだんだんと古くなっていきます。そして最終的には立て替えなくては住めなくなってしまうという事態が起こります。つまり、建物や機械が50年間使えるとすれば、毎年1億円(50億円÷50年)ずつ価値が下がって行くと考えるわけです。ちなみにここでは、便宜的に50年後の残存価値を0としています。
この減価償却費という費用としてカウントされる1億円は、普通の経費や費用(人件費や物品購入費など)と違って、誰かに現金として支払われるものではありません。あくまでも、建物の価値の減少分を費用として考えたうえで、建物の価値から減らすだけのものです。ところが、企業会計で一般的に用いる営業利益は、減価償却費を費用としてマイナスしたあとの利益のことを意味しています。そのため、キャッシュフロー(資金収支)を生み出す力がどれくらいあるのか、ということを判断するためのは、すでに減価償却費を費用として差し引いた営業利益に、実際には現金支出になっていない減価償却費相当分を加えて純営業利益を算出する必要があるのです。
