不動産投資と心理学その1
カテゴリ: 収益物件
不動産投資と心理学その1マンションの優良物件を探そうとした時、何らかの事業や投資について意思決定するとき、人間は必ずしも合理的な判断をするとは限りません。このこと自体は日常の実務を通じて、様々な意思決定の局面を体験しているビジネスマンであれば、多かれ少なかれ、誰しもが感じている部分なのではないでしょうか?
そして、最近では、このような「合理的でない意思決定」について、心理学の知識を活用した分析が進められています。2002年にノーベル経済学賞を受賞したプリンストン大学のD・カーネマン教授の研究結果であり、成果が「プロスペクト理論」をはじめとする、「行動ファイナンス理論」が、その代表的なものです。
ここでは、厳密な議論に立ち入ることは差し控えて、心理学に基付く人間行動心理学について、不動産投資ビジネスにも役立てそうな部分をご紹介しましょう。
【損失回避】
人は利益が出ている局面では、「リスク回避的行動」を取るが、損失が出ている局面では、「リスク愛好的行動」を取るという傾向になるのだそうです。簡単にいうと、人は利益が出ていれば、早く確定したいという傾向がありますが、損失を早めに確定するのは嫌がる傾向があるということです。例えばA社が10億円の不動産投資をしたところ、2年後に価値が大きく上昇して、15億円になったとしましょう。A社がいずれ不動産を売却したいとなったときにはもちろん利益を確定したいと思うでしょう。
