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不動産投資と心理学その2

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不動産投資と心理学その2

【損失回避】つづき

将来もっともっと値上がりするかもしれないのですが、せっかく儲かっているわけですから、出来るだけ早くその後の価格下落リスクから逃れたいと考えるわけです。(リスク回避的)
一方、同じ不動産の価値が2年後に、10億円から5億円に下がってしまったとしましょう。この場合ですと、逆に「何とかして損失した分を取り戻そう!」となるわけですから、不動産価格が下落して、損失が拡大するかもしれません。しかし、そのリスクをとってでも、損失を回復しようとするのです。(リスク愛好的)
確かに、個人で株式投資をしていても、株式が下落すると、「何とか株価が再び上昇するまで待ってみよう!」と考える傾向があるようです。平成バブル崩壊後、の初期段階では、地価下落が続いていたにもかかわらず、土地投資をしていた多くの企業損切り(損を抱えた不動産を売却して損失を確定的なものにすること)に踏み切れない状態でした。この理由も一つとして、このような心理状態を招いたのかもしれません。




【初頭効果】

人はあとから言われたことよりも、最初に言われたことに重点を置いて、認識したり、判断したりする傾向があるそうです。情報量が多くなればなるほど、あとから入った情報に対して関心が薄くなったりすることも意味するそうです。その一つが、この「初頭効果」です。事例を元に、あなたに投資をしようという気にさせるのはどちらでしょう?

【A】
立地、建物、設備、価格の全ての点に関して申し分のない物件です。今のタイミングを逃したら、めったに買うことが出来ないビルですよ!ただ、近隣にオフィスビルが建設されるため、テナント集めで競合する点は気をつける必要があります。

【B】
このビルへの投資に関しては、近隣に建設されるオフィスビルとの競合に気をつける必要があります。立地、建物、設備、価格の全ての点に関して申し訳ないビルです。今のタイミングを逃したら、めったに買えないビルですよ!

実際にはこの方の性格によっても違うかもしれませんが、一概にどちらがよいとは言い切れない点があるます。ただ、一般的には【A】の報告の方が、あなたをビル投資に前向きにさせるのではないでしょうか?ともあれ、投資判断を誤らないためにも、知っておいて損はないという考え方です。
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